かつまた鍼灸治療院は子宝応援治療院として多くの患者さんと接しております
しかし、病院(医院)ではないので、医師のような診断権はございません。さらに「妊娠力」は数値化できるものでもないので、あなたが産み難いかどうかを断定することもできません
ただし、今までの施術経験上、ある程度の状態把握(判断)をすることは可能です
本日は、当院がどのようにして、皆さまの身体を確認しているのかお話させていただきますね
まず前提条件として、ご主人さまに不妊傾向がなく、またあなたに器質的疾患(卵管が詰まっているなど)がない場合に限ります
1 背骨にあるツボへの施灸時の皆さまの反応を確認しています
我々の身体には無数のツボという反応点が存在します。それらは単独で存在しているわけでなく、数個ずつのグループに分かれています。それらを経絡(ケイラク)と呼んでいます
イメージとしては、「木」でいうところの「枝」や「根」に当たるでしょうか
腕の左右に12本、脚の左右に12本存在しています
さらに、身体の中心部に「幹」に相当する大きな経絡が2本存在しています
この大きな経絡は脳にも繋がり、子宮とも繋がっているのでとても重要です
この経絡が活性化していないと、どんなに枝や根の経絡に刺激を与えても、期待する効果が得られないと当院では考えております
したがって、何よりもまず、この経絡の流れを見極めます
この時、当院ではお灸を用いております
背骨に存在するツボにお灸を並べ、火を点けます。台座が付いているお灸なので火傷をすることはございません
その際の皆さまの反応で、ある程度の状態を把握しています
・熱い。熱さが我慢できない →身体が冷え過ぎている。熱を発散し難い身体(×)
・お灸の熱を(ほとんど)感じない→身体が冷えている。エネルギー不足(△)
・熱を感じる。ぽかぽかする →良好な状態(◯)
※用いるお灸がそのメーカーの下から2番目の熱量なので、本来であれば温かく感じていただきたいのです
※ご本人は「温かい、熱い」とお答えになっても、皮膚が発赤していない場合もございます
この背骨へのお灸を2回行います。1回目で発赤が出ていないツボに再度お灸を実施しています
2回の施灸でほぼ発赤している状態がベストだと考えております
ただし、「×」の状態だからといって、授かることができないというわけではございません
「◯」の方に比べ、改善されるまでの時間がかかるということになります
今までどのような生活をされてきたのか。「疲労」をきちんと抜いてこられた方は「◯」の状態に近い方が少なくありません
これまで無理をされてこられた方は「△」「×」のケースが多いです
ここの状態を確認した上で、以下の場所を確認していきます
2 仙骨(お尻の上)の皮膚状態を確認しています
次回 へ続く
3 脚(足)の冷え状態を確認しています
次々回へ続く
最後までお読みくださり、ありがとうございました
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